スウィート17モンスター 

友達もいない、恋愛もしてない、うだつの上がらない学生生活。唯一の親友クリスタの存在がネイディーンのすべてだった。

それとは対照的な、幼い頃からの「リア充」である兄がクリスタを奪ってしまったことには、そりゃあ、ネイディーン、めちゃめちゃに傷つく。

おかげで独りぼっちになってしまった彼女の悲劇のヒロインぶりは加速し、「同級生はスマホ見てばっかりでつまんない、私は古い人間よ、古い映画が好きだし古い大人が好き。」と、学校の昼休みに先生に愚痴り、次第に先生をもハゲだの何だのとディスり始める(笑)

この、周りを否定しまくって自分を保つ感じ、でもきっと頭ではそれをちょっと自覚してる感じが、この映画のキュン青春ポイントだなぁ。

 

最終的に、自分に好意をむけていたアーウィンを受けいれるようになる。
それは、ある出来事をきっかけに自分の自己中さや傲慢さを認めることができたから。

自分を受けいれられた事によって、これまで何かと理由をつけて否定し拒み続けた周囲の人も認められるようになった。 

大嫌いな兄や親友のクリスタ、喧嘩したお母さん、アーウィンたちが、好意や心配など様々な観点であれど、ネイディーンを肯定してくれるまなざしがあったわけである。ネイディーンは決して独りぼっちではなかった。そこに気づけたから、彼女は自分を肯定し周りを理解する事ができたんだと思う。

 

向けてくれているまなざしを理解するかどうかは、嫌な自分を認めることになるから難しい、そこに惑うのが青春なのかも、なはんて。