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(今日の映画)セッション 

今更だがセッションを見た。LA・LA・LANDのデミアン・チャゼル監督のデビュー作。んー、変態すぎん?

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兎に角終始フレッチャー先生が怖すぎる。途中ほとんどヴォルデモート卿に見えた。こんな罵詈雑言と暴力、いじめをされ、「能力を最大限引き出すため」という教育指針を示されても。言いたいこととやりたいことはよくある部活指導論的な感じでわかるけども。

めちゃめちゃゆとりマンの私は褒められて伸びるタイプ♡とか思ってしまうぬるま湯の民なので、理解できない近づきたくない。泣いちゃう。

そんな先生に、反抗しつつもなんだかんだで食らいつく主人公アンドリューも変態にしか見えなかった。たまに笑うのコワイ。っていうか信仰心がすごい。スティック握りすぎて血が滲んでも、自動車事故を起こして血まみれになろうとも、常にアンドリューはドラムに捧げている。もうそれは信仰心でしかないというか。


去年見た「ハクソー・リッジ」のガチの信仰心にも、ドン引きというかパンピージャパニーズである私の理解の範疇を遥かに超えていた。しかしアンドリューにも同じことを思ったね。アンドリューのドラム教は反骨精神的なやつだから、「ハクソー・リッジ」の敬虔なキリスト教への信仰心とはまた別物なのかもしれないが。まあそれくらい共感とは程遠い信念だった。

 

あー怖かった。メンタルスリルホラー映画だ。
原題は「WHIPLASH」。鞭の先端という意味らしい。やっぱり怖いじゃん。なにが「セッション!」だよ〜。