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もうすぐ10月

専門学校に入学して2回目の試験(のようなもの)を終えました。今回の課題は上製本の製作で、テーマはアクシデント。ページを全て「アクシデント的に生まれた図像」で構成することがルールです。例えば、紙の上に絵の具をつけた筆をピャッと振って出来た図像、とか。自分が意図せずに生まれた図像を編集して本にしなさい、ということでした。私はこの課題の意味が全く理解できず、ページを作るのが本当に辛かったです。結局、街で会った人に「子供の頃の将来の夢」を絵に描いてもらい本にしました。課題のルールに沿ってないし、集めるの大変だし、ヤケクソでやってしまったと思います。反省してます。作り直したい。

それでもバラバラの紙が想像してた本になっていくのは不思議で楽しかったです。まあ制作中の楽しさもそこがピークで、完成してから数時間経つと自分の作品が嫌いになってしまったんですが。ものを作るって随分マゾ的なことなんだなと今年はじめて知りました。自分の妥協やら諦めやら怠けやらが詰まった物が物体として目の前に現れて、私は心底嫌な気分になりました。スポーツにしても音楽にしても、それらを通して自分を知る事になると思うけど、スポーツの記録は瞬間的なものだし楽器の音も一瞬で消える、その一方で物は目の前に残り続ける....物質として目の前にあるの無理...しかも数値で測れるような答えもなくて、もはや自分を知るというか、目の前に出てくる。自分が投影されてるものとかこわい。

このつまんないなを何万回繰り返したら、楽しく終われるときがあるのかなあ。と思っていたら、先生が一生苦しいままだって言ってた。なんだよー。今回は私の大反省ですが、上手くできても苦しいんだろうな。徹夜明けで空腹なのでマイナス思考が捗る。でもいまカレードリア食べてるちょっとハッピー!